訳が相変わらず微妙ですね(評価: )
現在、MBAや学部上級生の間で使われているテキストのうち、最も評判の良いものの一つの翻訳です。英語に自信が無い人にとっては良いかもしれませんが、文脈から当然に特定の単語が割り当てられるべきところ、別の訳になっていたりして、日本語としてはどうなんでしょうかと思う点が多々あります。ファイナンスの専門家が訳してるのかと疑問で、恐らく経済工学系の方がやっつけで訳されてるんではないでしょうか。日本語の統一感もないですし。これは第6版の訳から散々批判されていたんですけどね。というわけで、日本語で勉強するならもう一冊の著名テキストである、ROSS等のコーポレートファイナンスの原理をお奨めです。こっちも同じようなタイミングで新版の訳が出版されておりますし、本当に原文の意味に忠実で、やっぱり学術書の翻訳はかくあるべきといったしろものです。それに比べると、こちらの方は、原著が遊び心もある優雅な英語であるだけに、うーんといった感じ。MBAホルダーの方はこの本の原著を読まれている方が多く、私の知り合いもやはり結構読まれてるのですが、皆さん日本語版はいろんな意味でひどいと嘆かれておられました(特定の場所が削除されていたりする点も含めてです)。まあ、版権の問題で日本語の訳は一つしか出ないことを前提にすると、それなりに本書にも意味はあると思うので、甘めに星三つという評価にしました。
この評価・レビューへの支持:投票総数 28件中 22票の支持
|