すばらしくまとまっている本です(評価: )
近年、中国の需要拡大からブラジル・アルゼンチンで大豆モノカルチャーができつつある、危険ではないか? と調べているうちにコーヒーに突き当たった。毎日死ぬほど飲んでいるコーヒーは、私の知らないうちに崩壊していた。この本は、コーヒー生産国における農家の惨状、品質の低下etcを短いページで雄弁に語ってくれます。 たかだか100ページそこそこですが、「何」が原因なのか、「どうなって」いるのか、一方で焙煎業者はどうか、 「どうすべき」か、など、疑問を隅から隅まで片付けてくれます。文章は明快でわかりやすく、よくまとまっています。 一つ一つを論理的に、また数字的に示してくれます。「信頼のおける」文章です。非常に中身の濃い本だと思いました。 一方で最終章の部分に載せられた、生産国はどうすべきか、焙煎業者はどうすべきか、などの具体的な提言は、 非常に熱意に溢れたものとなっていて、惨状を改善したいという思いが伝わります。 しかし、それでいてそれまでの章の極めて明快な論理に支えられているため独善的になっていないのです。 この本は、意外なところで出会った名文だと思いました。そこらへんの新書などよりはるかにいい。楽しかったです。 コーヒーの状況についてもよく理解できました。実際に消費者に対しても行動を起こすよう、提言がありました。 ・・・・・・お金に余裕ができたらフェアトレードを使います・・・・・。
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