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本(和書) > クラウド化する世界 のレビュー・価格情報

クラウド化する世界

クラウド化する世界

ハードカバー
ニコラス・G・カー
翔泳社
価格:¥ 2,100
平均評価:評価:4.5
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平均評価:評価なし
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グーグルとウィキペディアとYouTubeに未来はあるのか?―Web2.0によって世界を狂わすシリコンバレーのユートピアンたち

「クラウド化する世界」購入者のレビュー・評価

  技術革新、変革に対する目配りの大切さを再認識(評価:評価:5
コンセントをつなげば電気が使えるように、インターネットにつなげば必要なサービスを使えるようになる世界がやってくる。
そのメリットばかりでなく、デメリットもきちんと示してくれ、いつ、どこまで実現してどこまで浸透するのかはおいておいても、技術革新、変革に対する目配りの大切さを再認識。お勧めです。

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  今後のネットのキーワードは、「クラウドコンピューティング」 (評価:評価:4
セールスフォースが、グーグル、アマゾン、フェースブックと連携して、クラウド基盤を構築しつつあるようです。
Windows Azure(アズール)も、クラウドを意識しているようです。

インターネット世界での今後のキーワードは、クラウドのようです。
インターネットにご興味のある方、お読み下さい。


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  クラウドコンピューティング俯瞰的理解のための本(評価:評価:3
【本】クラウド化する世界

・著者の主要な命題としては以下。
「第一部:
電力のユーティリティ化は幾つかのキーとなるテクノロジーがそろった後急速に実現し、
企業規模の拡大、労働の非熟練化、賃金の底上げ、ホワイトカラーの出現、
消費主義の拡大など広範囲に変化を及ぼした。
コンピューティング能力のユーティリティ化についても同様であり、
今まさにキーテクノロジーがそろった。
新旧の企業はこのユーティリティ化の流れに乗ろうとし、
今後急速にこれが実現されていくだろうと予測される。

第二部:
World Wide Computer(インターネットで相互接続されたコンピュータ群)は
規定のプラットフォームになり、商業的利用が進むにしたがって
企業と労働者、文化や社会にも様々な影響を及ぼす。
また、インターネットは潜在的な不安定性、危険性をはらんでいるし、
政府、官僚、事業者などの統制管理ツールとしての側面を持っている。
そして、少し先の未来、World Wide Computerに人間が接続され、
我々とコンピュータの関係も変化すると考えられる。」



・総合所感
World Wide Computer(インターネットによって相互接続されたコンピュータ全体)
によってもたらされる経済、文化、企業、労働者などへの影響を示している。
目新しい未来予測や、こうすべきという指南はないが、
クラウドコンピューティング実現とその影響に関する俯瞰的理解にはもっとも適している本。
他のWeb2.0やインターネット関連の本に比べると若干Negativeな印象を受けるが
これも他の本があまりにユートピアン的に語りすぎているからだろう。
企業や個人に起きていることの詳細やビジネスに特化した論考をしているわけではない。
あくまで現状を俯瞰理解をするのに非常に役にたつ。
流し読みが最適かと思います。

ちなみにクラウドコンピューティングという言葉は使われていません。
World Wide Computingが近い言葉として用いられています。

マイブログ
http://justcause.24.dtiblog.com/
この評価・レビューへの支持:投票総数 8件中 6票の支持
 
  著者の述べていることは冷静で正しく,学ぶことも多かった。しかし…。(評価:評価:4
 インターネットが普及し始めてから約10年が経過し,いよいよ世界にインターネット技術が浸透してきたという昨今。しかし,著者はその技術の進化を理想主義的な視点からではなく,過去の歴史的な事柄を踏まえて,極めて冷静に分析している。そして,その分析は確かに正しいと思われる。
 まず最初に,現在のインターネット技術の普及は,20世紀初頭の電気の普及に似ているという著者の指摘は,なるほどと思った。電気が普及し始めた頃,当時の人々は,電気を使えば何でもできるというある種の理想主義的な発想を持っていた。そして,電気は確かに今までできなかったことを可能にはしたが,「何でもできる」というまでにはいかなかった。現在,インターネットがあれば何でも出来るという幻想を抱いている多くの人々に対して,著者は「そんなことはない」と異論を投げかけている。また,インターネットの普及は利便性の向上に繋がると同時に,私たちは今まで以上に監視された社会で生きていくことになると警鐘を鳴らしている。私たちがインターネットで何かを検索したり,あるいはブログに日記を書いたりすることで,第三者がその人物を特定し,プライベートな情報を意図も簡単に開示できてしまうことを問題視している。そして,コンピューターを使って利便性を得ようとしている人々が,実はコンピューターに使われ,自分自身の生活をコントロールされていると述べ,今後それが益々ひどくなるだろうと述べている。つまり,著者の考えでは,インターネットは決して良いことばかりでなく,人間の人間としての生活を変化させ,場合によっては悪い方向へすら誘う可能性があるのだと極めて冷静に分析しているのである。
 私は,著者の述べていることは正しいと考える。しかし,残念ながら,その上で著者の意見に同意できない。なぜならば,著者の意見はあまりにも冷静すぎるからである。確かに,現在インターネットという革命が起き,人々は理想主義的な発想に踊っている。梅田望夫の「ウェブ進化論」をはじめとする多くの著書は,これからインターネットで世界が大きく変わることを喧伝している。そして,未来に対する多くの夢を語っている。確かにそれらの夢の多くは,夢でしかないかもしれない。実現されないかもしれない。しかし,私はそれでも良いと思っている。なぜなら,今は「夢を語る時期」だからだ。インターネットの革命により何が起こるかわからないという期待と不安は確かにある。しかし,その可能性を信じて,大いに夢を語ることの何がいけないのだろうか。私自身は,梅田望夫氏が述べているような明るい未来を信じたい。たとえ,そうならなくても。そう考えることで,生きるモチベーションが格段に高まる。この本の著者が述べていることは,真逆で,とても懐疑的である。例えるならば,試合で優勝したチームに対して,「次は勝つかどうかわからない」と冷水を投げかけているようなものだ。一緒に勝利の美酒に酔おうとはせず,それを傍観している。そのように感じる。
 少なくとも私はこの本を読むのに疲れたし,読み終わってモチベーションが下がった。著者の述べていることは冷静で正しく,学ぶことも多かった。しかし,著者のような考えでは,インターネットは怖いものとなり,使えないものとなり,最終的に私の生きるモチベーションは下がる。間違っていても良いから,夢見る少年のような心を私は持ち続けたいと考える。
この評価・レビューへの支持:投票総数 18件中 5票の支持
 
  そして、クラウドは、巨大な神、iGodになっていく(評価:評価:5
大著である。本書に盛り込んだ知見、引用、発言は膨大である。

原題は、The BIG SWITCH。世界の経済構造、人類の生活、知能までを
も劇的に変革する大潮流をみごとに描いた大作です。

著者は、鉄道、電力の歴史を丹念になぞり、その盛衰の本質を
ネットワークであるととらえる。電気の時代の勝者は、偉大なる
エジソンであったが、しかし、真の勝者は、電送グリッドの将来性
を見抜き巨大なインフラに育てたインサルという男であった。
今日、机上のPC、データセンターのコンピューティング設備を超えて、
すでに、あらゆるシーンで不可避の巨大な変革である、クラウド化を
丹念に、仔細に事実を拾い集めて描き出す、衝撃の書です。

それは、いかに出現してきたのか?いかに急速に発展しているのか?
その本質は何なのか?旧モデルと新世代モデルとのせめぎあいの果て
に、人類への大きな影響は何がやってくるのか?それをくまなく解き明かし
ます。

さらに、著者カーは、それをワールドコンピュータ、「1つの機械」
(ワン・マシン)と呼び、そのおぞましくも、すばらしい来るべき
未来をも丹念に書き表します。すなわち、人間がクラウドを便利に使う
その果てには、巨大な神、地球を覆う「完全なる知能」(グーグル創業者
による)の完了を目指すがごとく、世界中のユーザが、せっせと、クラウド
に情報、智慧、経験など、この世のあらゆるコトを毎秒インプットして成長
させ、完全なる神、iGodを加速化させている、と述べます。

General Purpose Technologyたる、電力との比喩をたくみにもちいつつ、
ノイマン型知能をはるかに超えようとする、技術と人類の世代交代を
ダイナミック、かつ、情緒的に描いた、秀作です。
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