嵐の前の静けさ (評価: )
トルバス神曲学院の講師として生徒達と海に浮かぶメガ・フロートを訪れたフォロンとコーティカルテ。
そこでは奏始曲に関わる恐ろしい陰謀が待っていた。
久々の新刊は前回に勝るとも劣らない激闘の予感。
今作はその前編です。
カティオムとシェルウートゥ、フォロンとコーティカルテを通して精霊と人間の良好な関係が、反精霊団体など精霊を快く思わない人間の存在で精霊を巡るもう一つの世界の顔が語られます。
シャドアニ視点の場面では精霊の性欲なんてことも話に出てきます。
あとはフォロンが天才たる所以など、全体的に世界観を掘り下げるエピソードが多く、作品全体からは「静」の印象を受けますが、逆に後編で待つであろう「動」への期待が膨らみます。
キネティック版で登場したミゼルドリットが新たな秘密をひっさげて登場。
今作では明らかになりませんが、冒頭からコーティカルテの意味ありげな発言が。
海の上という舞台や、終盤学生達が置かれる状況などもキネティック版最終話を彷彿とさせます。
かなり待たされただけあってボリュームたっぷり。読み応えがあります。
新キャラリュネアの動向など後編も目が離せません。
10/5追記
後編、そこまで激闘じゃありませんでした。
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