西洋甲胄職人による西洋甲胄の解説書(評価: )
入手の動機は、中世を舞台にした小説の参考資料として、形状の描写に厚みを出すためだったのだが‥‥面白い。 通常の資料集ではなかなかお目にかかれない記述に遭遇することが多々あるのである。 甲冑の重さしかり、工法しかり、パーツに分けての構造の説明しかり。 掲載されている写真の中には著者自らの手になる鎧、兜の類が散見されるが、こちらも興味深い。 また、巻末記載の形状による変遷の体系表は、考古学的見地からみても非常に有用な資料ではないだろうか。 事典としてのみならず読み物としても、是非とも一読を、とお勧めしたい一冊である。
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