自己啓発本?(評価: )
コンサルタントの具体的な仕事内容を知りたいと思い、この本を購入したのですが、どうやら私の勘違いだったようです。
この本には、コンサルタントでもある筆者の仕事観、人生観、哲学が延々と書き綴られています。
コンサルタントというと、論理的な思考が求められると思っていましたが、この筆者の挙げるコンサルタントの資質とは、「使命感、ポジティブな発想、誠実さ」など、人間味のあるものです。
筆者は、論理的思考を強調した、従来のありがちなコンサル本へのアンチテーゼとして、この本を書いたのかもしれませんが、逆にそれが期待はずれになっています。
「一流のコンサルタントは、現場力、人間力、思考力、実践力が必要!」と要約できますが、読んだ側の感想としては、「だから何?」という印象が強く残ります。
そもそも、そのような資質は、コンサルでなくとも求められますし、それを具体的に読者がどう生かせばいいかには触れられていません。
そして、この筆者はコンサルタントでもあるので、文体も論理的かと思いきや、非常に感情的で曖昧です。
例えば、「右脳と左脳のバランスがとれている人が優れたコンサルタントで、うまくバランスがとれている時、右脳が左脳をバーッと飲み込んでいる感じがする。」
このような表現が本編の随所に見られます。その結果、主張の根拠が曖昧になり、説得力を感じませんでした。
結局、自己啓発本によくある、人生論に落ち着いてしまっています。
コンサルタントのおっちゃんの人生哲学を聞きたい人は購入してもいいかもしれません。
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