戦略論の体系を理解するためには最適な入門書(評価: )
本書は、戦略論の全体像を理解するための「優れた教科書」といえる。
著者曰く、「本書で重視したのは、個々の理論の詳細を正確に記述することではなく、理論的な考え方の全体像を把握した上で、現実に物事を考える姿勢である」とのこと。したがって、本書は、戦略論に関する個々の知識の羅列ではなく、戦略論全体像と各戦略論の個別の位置づけが理解できる様に、著者なりの工夫がされていて好感が持てる。
また、「日本人が書いた戦略論テキスト」というキャッチコピーの通り、ケースの大半が身近な日本企業の実例で解説されているので、読み進めていく上で事例把握の為の負担が少ない。
戦略論としてのオリジナリティには欠けるが、戦略論の全体像を理解するには最適の入門書ではないか。
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