言っていることは(当たり前に)正しい。読んだ人が(継続的に)やるかやらないかだけの問題。(評価: )
超名著どころでは『人を動かす』(カーネギー)とか、人間関係本というのは世間に数多あるわけですが、この本の著者が言っていることは、そういう先人の知恵の現代版・口語版といったところで、間違っていることは言っていないと思います。なので本の中にも『いいセミナーを聞いても内容を実行する人は2割、それを習慣化して継続できる人はその中のまた2割。すなわち内容を血肉化できる人は聞いた人全体の4〜5%』という話が出てきますが、まさにこの本の内容もそういった類のものではないでしょうか。4〜5年くらい(少なくともそのくらいは成果が出るまでにかかるような気がします、私見ですが)著者の勧める方法を自分なりのアレンジでやってみて、その行動様式が呼吸をするように自然に身について、もうこの本の存在を忘れた頃に結果的に人脈の豊かな人になっている、そういう『使い方』の本なのではないかと思います。ちょっと最後に蛇足気味に言わせていただくと、著者のミーハー具合が少し鼻につきます。東京ミッドタウンのレジデンス棟のセレブパーティーに参加したり、有名人と知り合いになったことにちょっと浮足立っている感が見え隠れするのです。正直言うと、東京の大企業の本社に勤めていれば(マスコミやメディアやIT寄りの仕事に就いていればなおさら)、そんなものは会社の看板だけでたまにですが経験できます。そういう出逢いには危険な誘惑も多く、触らぬ神になんとかという部分もあるのです。そんなことは著者も分かっていて本には書けなかっただけだとは思うのですが、どうしても著者のミーハー度が最後まで印象にくっついてきたので、著者より1つ年上の者として、そういう部分は読み飛ばすようにしました。
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