お金についてそもそも考えさせられる(評価: )
食べ物や自動車をお金で買うことは出来る。でも、買った食べ物や自動車は、いずれ古びて使えなくなり、価値を失う。つまり、時間が立てばたつほど、価値は減っていく。
お金はその逆で、持っているとだんだん価値が上がってくる(金利)。
これって、ヘンじゃないか?
という非常にシンプルかつ真っ当な疑問点を掘り下げている本である。
会計学やファイナンスを学ぶと、お金が金利を生むことが当たり前のようになってしまうが、エンデのような子供の心をずっと持った人には、その不自然さがすぐに目につくのだろう。
この本を読むと様々な新しい考え方が学べるのはもちろんですが、そもそもそういったことを当たり前に感じていて不思議に思わなかった自分の心のガサガサさを感じ取れることこそ、この本の本当の価値なのかも知れません。
決して読みやすい本ではないのですが、これをきっかけに世の中で当たり前だと思っている仕組みも、子供の素直な目で見てみればそうではないことが沢山あるかも知れないと考えさせてくれるだけでも読む価値があると思います。
ねえパパ、お菓子はずっと持っていると減っちゃうのになんでお金は増えるの?
と3歳の娘に聞かれたら、私はきっと答えられないだろうと思いました。
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