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本(和書) > ハゲタカ(上) (講談社文庫) のレビュー・価格情報

ハゲタカ(上) (講談社文庫)

ハゲタカ(上) (講談社文庫)

文庫
真山 仁
講談社
価格:¥ 820
平均評価:評価:4.5
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「ハゲタカ(上) (講談社文庫)」購入者のレビュー・評価

  注意喚起(評価:評価:2
 ドラマ版のハゲタカをご覧になり、本書を読もうかどうか検討されている方へ。

 単刀直入に申し上げると、ドラマ版と本書は全く別の作品です。ドラマ版のような感動を本書に期待するとその期待は見事に裏切られるでしょう。ドラマ版の鷲津は冷酷な仮面の下に優しい素顔を隠し持った非常に魅力的な人物でしたが、本書の鷲津は陰険、狡猾、強欲、傲慢なハゲタカそのものです。また、全体的に怒り、憎しみ、復讐といった感情が流れており、読んでいてあまりいい気分はしませんでした。

 本書から材料として使われている部分はありますが、ドラマ版においてイニシアティブをとったのはこの著者ではなく全く別の方だと推測されます。ですから、ドラマ版とは全く異なる作品であるということを理解した上で読むかどうかを検討されるといいと思います。

この評価・レビューへの支持:投票総数 1件中 0票の支持
 
  ものすごく「当たり」(評価:評価:5
 NHKでドラマをやっていたのを番組表で見て気になって読んでみた。
 軽いテイストの本か,故なきハゲタカ批判の本かと勝手に思い込んでいたが,実は骨太な企業再生,日本再生に燃えて,それを実現するために奔走する人たちの本である。
 また,ハゲタカとイヌワシの違いも知らなかった自分が恥ずかしくなった。

 どこまでが実話かは評価できないが,当時起こった事象が有機的に繋がっているため結構真実味があり,現実もあたらずとも遠からずではないかと想像する。企業名も推測可能な名前になっているのがおかしい。

 ハゲタカというと死肉をむさぼるというイメージがあるが,実は事業再生,産業再生ビジネスの本質はそうではない。
 本業が健全であるにもかかわらず同族による乱脈経営で窮地に陥っている例も多い。そのような中,不採算事業を切り捨て,債務を切り離し,経営者の一新を図り,新たに資金を入れて設備の更新を図って事業を再生するビジネスの実際的な有効性は,本書を読んで初めて理解できたと言っていい。
 一方,最後まで企業にしがみつき,それをしゃぶりつくそうという同族の「欲」という業の深さも余すところなく語られる。

 再生ファンド,M&A,DIP等のファイナンスはさまざまな本で手順が語られるのを自分なりに読んできたが,これをこのような切り口から法律や各種の制度を理解しながら,鮮やかに物語として語っていく著者の筆力はただものではない。株式や債権をどの程度持っていると何ができるのかという辺りのノウハウはハゲタカしか持っていないだろう。

 あと,興味深かったのは,産業再生の現場は,権謀術数渦巻く戦いの場であるということである。人脈,情報を駆使したもののみが勝者になれる厳しい世界である。ただ,このようなダイナミックな世界に若い人はあこがれるのではないだろうか(成功報酬で報われるわけであるし。これに比べると普通の大企業は退屈でしょうがないものであろう)。
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  面白い!これは買いです。(評価:評価:5
私は最初にNHKのドラマを見て、テーマが面白く、原作を
手にとりました。
ドラマとは違うストーリー・価値観があり、別のものとして
面白く楽しめます。
経済小説なのですが、純粋なフィクションとして楽しめます
し、肩肘張らずに読めます。
ストーリーテラーとしての作者の腕前は確かなものと、偉そ
うではありますが感服しています。
ご一読をお勧めします。
但し、実際のファンドや会社(多くは問題会社なのですが、
多かれ少なかれ、どの会社にも内在する問題意識です)とは
当然違うものなのだ、ということを踏まえて、楽しんでほし
いと思います。
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  展開が速い(評価:評価:4
どうでもいい感想だが、全編通して登場キャラのリン・ハットフォードが鬱陶しい。
このキャラを読者に好かせようと思ったのか嫌わせようと思ったのか
著者の意図がどちらにあるのかはわからないが、前者だとすると思いっきり外していると思う。
あと経済小説なので仕方が無いのかもしれないが、キャラの心理描写(文章表現)が弱いと感じた。
自分の金融についての知識が乏しいせいか、ところどころ会話の流れが理解しにくいところがあった。
展開が速いので読み始めれば一気に読めるタイプの小説だと思う。

この評価・レビューへの支持:投票総数 2件中 1票の支持
 
  経済小説として気軽にはまれます(評価:評価:4
スリリングな展開と、まさにハゲタカのようなテンポの速さで、あっという間に読み終えてしまいました。
最初は「上」だけ購入しましたが、すぐに「下」も購入しました。

著者の”記者”としての経験からか、失われた10年とはこういう世界だったのか、とその世界に入り込んだように感じられます。
ただ、主人公鷲津のあまりにも人の心を読んだ行動に、最後は違和感のほうが大きくなった気も。

経済小説として、電車の通勤時に気軽に読むことができました。
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