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本(和書) > 進化しすぎた脳 (ブル-バックス) のレビュー・価格情報

進化しすぎた脳 (ブル-バックス)

進化しすぎた脳 (ブル-バックス)

新書
池谷 裕二
講談社
価格:¥ 1,050
平均評価:評価:5.0
納期:通常24時間以内に発送
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「進化しすぎた脳 (ブル-バックス)」購入者のレビュー・評価

  読書はアグレッシブであることを痛感させる本。(評価:評価:5
誰かの書評で、「読んでおかなければならない本がある」とか何とか書かれていたが
まさに同感である。
ここ数年でも最も興奮と感動を覚えた本である。
高校生に対して わかりやすく、
しかも 嘘やごまかしはせず 最先端の議論を伝えたいという著者の真摯な思いが伝わる。

読み進めるに従って 明かされる 脳の秘密は、
どれも後頭部を鈍器で殴られたような衝撃があり、
読書とは、つくづく危険でアグレッシブな行為だと 痛感した。

完全に学術的に確立されていないことでも
臆せず語る姿にはサイエンティストのなんたるかを 見せられた思いである。

多少なりともサイエンスに興味がある人なら
読んでみて損はないだろう。

この本を読んで、医学を目指した、研究を始めた という人も
相当数 出るのではないか。

難をいえば タイトルが ややベタすぎるという点であろうが
広範な内容を端的に表す 他の タイトルが思いつかないのでよしとしよう。
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  確かに「しびれるほど面白い」本です。(評価:評価:5
脳科学の研究成果を高校生に4回の講義で伝えるという形式がまず非常に面白く、先生からの質問と高校生の答えとのそのやり取りのライヴ感が、読んでいるときに気持ちいいです。今回ブルーバックスにする時に付け加えられた最終章(同じ研究室の方々とのやりとり)と池谷先生のあとがきも研究することの楽しさが伝わってきます。研究者ではない私たちは日々の地道な実験を飛ばして、このようにわかりやすい形で成果を教えていただけるわけで、ずいぶん得した気分になりました。脳の話なので、読みながら私の脳のシナプスはいまどういう神経伝達物質がどんなふうに情報を伝えたり、抑制したりしているのだろうかなどと考えてわくわくしました。印象に残ったのは、脳のしくみや働きに結構あいまいさや、いい加減さがあって、そのことがとても重要で再現性のなさや個別性を生じさせているという点。脳を知ろうとすることは、宇宙を知るのと同じくらいわからないことをわかろうとする試み。確かに「しびれるほど面白い」本でした。著者の池谷先生にならって、この本はそばに置いておきたいと思いました。
  
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  ライヴ感がありつつ読みやすい。(評価:評価:4
少人数の高校生を相手に行った、大脳生理学から心脳問題まで扱った講義録(最終章のみ自研究室の大学生・院生が相手)。
(脳)科学の語り部としても注目されている若手学者が、学生にわかり易くかつテンポよく語ったもので、ライヴ感がありつつ読みやすい内容。網羅的ではなくホットなトピックスを取り上げるスタイルだが、全体の構成・流れが良く脳科学の基礎から最前線までを見渡せる。
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  読んでおかなければならない本がある。(評価:評価:5
本書の面白さ、読みやすさについては、これまでのレビューに書きつくされて
いると思うので、別の観点から本書の価値を紹介する。

工学系に進むものの多くは、高校理科として物理と化学を早い時期に選択し、
生物を学ぶ機会はほとんどない。書評者もその一人である。
ただ、世の中を深く理解し、(大げさに言えば)人生を豊かにするためには、
生物学に対する基本的な知識は不可欠である。なぜなら、進化論やDNAの
理解なくして、人間の本質に迫る思考が出来ないと考えるからである。

本書は、脳科学分野における、そのような基本的な概念や知識を、
最先端の成果を踏まえながら、再整理してくれる本である。

私のように生物学について、十分な知識がないものでも理解できるまで、
内容が噛み砕かれて説明されていた。ここまでわかりやすいのは、
筆者のこの分野における理解力・知識が図抜けており、文章力が
優れてるからであろう。

今後、自分が思考する際、「現在私がこのような理不尽な欲求をするのは、
脳のこのような特性に支配されているのかもしれない..」、
などときっと考えるはずである。

本書を読み、自分の思考を形成する脳について、ますます知りたくなり
ました。私のように、脳や自分の思考に興味をもつ人に強く勧めます。


この評価・レビューへの支持:投票総数 4件中 4票の支持
 
  “伝えたい・判らせたい”という思いと情熱が伝わる本(評価:評価:5
ニューヨーク留学中の中高生8人を相手に、脳科学界の若き精鋭が4回にわたって行った特別講義を書籍化したもの。冒頭に「高校生レベルの知識層に説明して伝えることができなければ、その人は科学を理解しているとは言えない」という物理学者ファインマンの言葉を引用しているが、まさにその自負通り、最先端の脳科学の知見や実績、研究成果を実に判りやすく、親しみやすくレクチャーしている。糸井サンとの対談書「海馬」もかなり面白く読めたが、今回は次代を担う中高生相手ということもあって、最新の成果を“伝えたい・判らせたい”という思いと情熱が、手書きの資料等からもより強く伝わってきた。
著者自身あとがきで、今回(2007年1月)のブルーバックスでの増補刊行(初版は04年10月朝日出版社)を前に再読して「なにかこう、よい講義を受けたような、そんな得した気分になりました」と自画自賛しているが、その言葉が嫌みにならないほど知的刺激に満ちた本。
この評価・レビューへの支持:投票総数 2件中 2票の支持