一風変わった作品(評価: )
まあ、西尾作品は一風変わっているのが当然なので今更ですが、キミと僕シリーズの第三弾。二巻とは違い、メインは黒猫と様刻に戻ってきました(作中、弔士君も出演する事はしますがね)
今回の舞台はロンドン――なのかな? 最後まで読めばこの疑問符の意味も分かる作りになっていて、西尾節が随所に見られる作品でした。一巻から読み続けている方なら気に入ると思いますが、少々ややこしい構成となっています。
読んでいて「え?この章もアレなの}と、もどかしさが先に立つ感じ。ただ続きが気になってしまった時点で読み手の負け。ややこしい構成ではありますが、どんなオチが用意されているのかが気になってしまう巧さは兼ね備えています。
今巻の見所を挙げてみれば、病院坂黒猫の可愛らしさが印象に残っている点と、作中のあの人物がアレ(ネタバレになるので書きませんが)って言う点が良かったです。逆に、様刻と夜月の絡みが一切無かったのは少々残念な気もします。
シリーズを通して読んでいる方にはお薦め。一二巻を未読ならば、まずは一巻から読んでもらいたい一冊と言う感じです。
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