優れたテキスト(評価: )
本書は日本人経済学者による著作としては、最高峰に位置する。ミクロ経済学を本格的に勉強しようとする人は、ヴァリアンのミクロ経済分析と並んで、読むべき本ではないかと思われる。ミクロ経済学Ⅰに関しては、伝統的な理論を説明している。 しかしながら、数学的準備が必要である。数学的素養を無しに本書を読もうとされても、本書に何の価値も見出せないであろう。数学はある程度勉強されると、高校までの数学とは違い、面白く感じられるといえる。数学的準備としては、チャンの「現代経済学の数学基礎」などを勉強されれば、ほとんど問題ないといえる。位相数学の知識も多少必要とされている。そういった意味では松坂和夫先生の「集合・位相入門」を参照しながら読まれればよいと思われる。 !本書を勉強され、続いてミクロ経済学Ⅱに進まれればミクロの中級レベルは完璧であろう。Ⅱを読後、英語がある程度できる方であれば、Microeconomic Theoryに進まれれば、現代ミクロ経済学を最高峰を極めたことになろう。
この評価・レビューへの支持:投票総数 25件中 21票の支持
|